2010年7月20日火曜日

毎年8月第一土曜日は高ボッチ高原観光草競馬大会

皆さんは競馬をご覧になったことがありますか?
長野県の高ボッチ高原では毎年8月の第1土曜日に草競馬大会が行われます。








競馬というと土日の昼間にやっていて公営ギャンブルでもあるあれを思い浮かべてしまいますが、この催しはギャンブルなどではなく、高原にある1周数百メートル程の草競馬場にて、サラブレッドによる迫力ある競走から子供のポニーによる愛くるしい競争まで様々な競馬が行われます。

たくさんの馬やポニーが来ているので、競馬好きなお父さんも動物好きなお子さんもきっと楽しめるはずです。



私は競馬をやったり生でみたことがないので比べることは出来ないのですが
引き締まったサラブレッドが狭いトラックのもう手が届きそうなところを勢いよく走り抜ける姿はそうそう見れるものではありませんし、東京競馬場へ行ってもここまで間近で馬の走る姿を見ることは出来ないはずです。


サラブレッドがコーナーを曲がっていく際には、踏み蹴った大地の破片(砂)が飛んでくるほどで、馬体を傾けて高速でコーナーリングしていく姿は、ただただ純粋に速いものに魅せられますし、無駄を削ぎ落し走るために鍛えられたサラブレッドの筋肉も機能美であり惹かれるものがあります。


当日は朝8時30分頃から午後3時頃まで数多くのレースが行われ普段は静かで何も無い高原が賑やかで活気に溢れます。
標高1600m程の高地なので気候も涼しく(それでも今年は暑かったですが日陰にいれば問題ありません)コース脇でのんびり草競馬を眺めることの贅沢さといったらありません。

コース脇の木陰では至る所でこれから競争する馬や競争を終えた馬たちも足を休めています。

目の前でこれらの馬を見ることが出来ますし触れることももちろんできます。

ほとんどの馬はおとなしく下草を食べたりしていますので、毟って手であげるとムシャムシャと食べてくれます。とてもかわいいです。

ただ動物なので人間には理解出来ない部分も多々あると思いますのでその点はお気をつけ下さい。嫌がることをして暴れた結果触れ合うことが出来なくなっても悲しいので。



高ボッチ高原は塩尻峠からまだ30分ほど車で山道を登っていかなくてはなりませんが、当日は高ボッチ峠入り口や塩尻駅から無料シャトルバスも出ています。道はもちろん舗装されていますがすれ違うのがやっと程度の箇所も多く、当日は塩尻峠方面から松本方面への一方通行になります。

会場には屋台もありますし、しっかりとしたトイレもあります。
高ボッチ山の山頂へボランティアガイドとともにハイキングも出来るので
のんびりとしながらも普段とは違った休日を過ごせるはずです。

不景気や費用対効果といったことでこのようなイベントへの協賛金も減っている昨今だと思いますが

協賛していただいている企業には心から御礼申し上げたいです。


このようなイベントが無料で行われているということはとても恵まれていることだと思いますので
ぜひとも今後も続いていって欲しいイベントのひとつです。