とくに日蓮宗とかを信仰しているわけでもないのですが。
久遠寺は門前町身延からお寺まで一帯が雰囲気を持っていて気にいっています。
いろいろ回るのもいいですが、じっくりと時間を掛けて楽しむという旅のスタイルもいいと思います。
周辺のお寺や坊も雰囲気を持っていますのでぜひ歩いてみて下さい。季節にあった発見があり楽しめるはずです。
ちなみに久遠寺の中には誰でも自由に入ることが出来ます。
このことは知らない方が多いのですが、併設する身延山大学の図書館などを利用することも可能なんです。内部には位牌の並んだ部屋もあるのですが、ここには遠くから戒名を参考にするために同業の僧侶が来たりするんだとか。カンニングはいけませんよね。
もちろん一般の方が入ってはいけない建物もありますのでそのへんは注意書き等をしっかりみてください。
身延山というとどうしても中心である久遠寺に目が行ってしまい、私自身もこれまで何度も訪れていながら久遠寺ばかりになりがちだったのですが、今回は日蓮上人の草庵跡や周辺のお寺や町並みなどもなどもみてきたわけです。
あいにくこの日の早朝はかなりの雨。天候が不安だったのですが、その後は一気に晴れ間が広がりました。
また朝までの雨で湿り気を帯びた木々や岩、苔や大地が、日の光を浴びて輝いていました。
右の写真は草庵跡です。
身延山のこのあたりは日当たりがいいわけでもなく、この草庵なども比較的湿り気を帯びた場所なのだそうです。雨も降りやすく南に山があるので日も隠れがちになるのだとか。でもって冬もしっかりと寒い。
一説によると日蓮上人は鎌倉幕府に再三にわたり蒙古襲来を鎌倉幕府に警告したことで、幕府にたてつくものとして目を付けられてしまい鎌倉を後にしましたが、自らここに来たというより幕府から遠く環境の厳しいここに軟禁させられたような状態だったのではないかとのことでした。
残念ながら桜は終わっていたのですが、緑の木々や苔が持つ桜にはない綺麗さを沢山見つけることができました。
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